今月の臨床 産科外来検診マニュアル
産褥期
52.乳汁分泌
植村 次雄
1
Tsuguo Uemura
1
1横浜市立大学医学部産婦人科
pp.618-619
発行日 1993年5月10日
Published Date 1993/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901307
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栄養学,免疫学,心理学の観点から母乳栄養の重要性が強調され,母乳で児を育てたいと考える褥婦が増えている。実際に産褥・授乳期間を通じて母親が訴えるのは母乳栄養に関することが多く,とくに母乳不足についての訴えが多い。次いで乳腺炎,乳頭異常,断乳処理の訴えがある1)。このことからも乳房・乳汁分泌の状態を注意深く検診することは産褥期にたいせつなことである。
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