臨床メモ
乳汁分泌と経口避妊薬
橋口 精範
1
1東京医科歯科大学産婦人科
pp.354
発行日 1972年4月10日
Published Date 1972/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204594
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乳汁の分泌を抑えたいという場合には,乳頭への吸引刺激,つまり児の哺乳をやめさせること,それに卵胞ホルモンとゲスターゲンの混合剤の注射を1日1回,数日間,または内服剤を1日1〜2回,7日間位投与することが有効である。場合によつてはこれに氷罨法もという方法もとられる。
卵胞ホルモンが有効であることもあるが,これは体内のゲスターゲンとの協力作用にまつことが大である。
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