研究
子宮頸癌患者に対する特殊尿路撮影法について
後藤 史郎
1,2
,
八条 誠路
2
,
山下 幸紀
1
,
松田 正二
1
Shiro Goto
1,2
,
Seiji Hachijo
2
,
Koki Yamashita
1
,
Shoji Matsuda
1
1北海道大学産婦人科学教室
2市立札幌病院産婦人科
pp.597-604
発行日 1973年7月10日
Published Date 1973/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204854
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いとぐち
子宮頸癌が,疾患の進行により,あるいは治療により,尿路に及ぼす影響の大きいことは周知のところである。これらの,尿路の形態的機能的所見をうるために,尿路造影,内視鏡,RIの応用,生化学的腎機能検査など多くの険査法が試みられ,これらの総合所見が頸癌の診療に役立てられている。
われわれは,このうち特に尿路撮影法について,これまで報告されているいくつかの方法を比較検討するとともに,われわれ自身の考案した頸癌の診療に必要な特殊撮影法を紹介し,他の検査法の所見とも比較して,その意義についてのべてみたい。
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