研究
X線テレビDIPからみた子宮頸癌診療の検討
清水 直太郎
1
,
山上 健
1
,
永松 康明
1
,
橋村 俊明
1
Naotaro Shimizu
1
,
Takeshi Yamagami
1
1国立小倉病院産婦人科
pp.633-637
発行日 1972年7月10日
Published Date 1972/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204645
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はじめに
子宮頸癌では尿管は癌巣に接しているので,病状の進行によつて,また治療によつて障害されるから,X線テレビを用いたDIPによつて尿管機能の障害状態を検査し,その癌病状の精診,一層安全かつ有効な治療への利用を検討した。
検査法:DIPをX線テレビで観察する検査法,および検査のときの患者の被曝線量が小さく,悪性腫瘍患者ではとくに問題にする必要がないことは,すでに昭和46年4月の日産婦学会で発表し,また昭和46年10月,日産婦誌に掲載されているので詳しいことは省略する。
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