特集 新生児研究の問題点
核黄疸発生機序について
松尾 保
1
Tamotsu Matsuo
1
1神戸大学医学部小児科学教室
pp.931-936
発行日 1968年11月10日
Published Date 1968/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203954
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はじめに
1875年Orth1)によつて初めて記載され,1903年Schmorl2)にょりKernicterusと命名された。
本症は新生児脳,特に海馬領域,レンズ核,菱脳,中脳など主として中枢神経核に高度な黄染を来たす疾患でNuclear Jaundice,Brain Jaundiceとも呼ばれている。
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