論述
重症黄疸後のCP発生
朝長 一
1,5
,
近藤 晴彦
2
,
川添 達雄
2
,
八並 信
2
,
村山 明男
3
,
穐山 富太郎
4
Hajime TOMONAGA
1,5
1長崎県立整肢療育園
2長崎県立整肢療育園整形外科
3長崎県立整肢療育園小児科
4国立嬉野病院整形外科
5長崎大学医学部整形外科学教室
pp.414-420
発行日 1969年6月25日
Published Date 1969/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904082
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はじめに
この調査は患児が交換輸血を受けたあと,どれ位の率で脳性麻痺(CP)が発生しているのだろうかという,肢体不自由児療育にたづさわつているものとしての極く素朴なる動機から計画されたものである.最近,CPの早期治療が,LCCなどと同じように強調され(Bobath and Bobathら),当園においても乳幼児の外来訓練を行なつており,発見は早いにこしたことはないが,少なくとも生後9ヵ月頃までにCPを発見し,できるだけ早く正しい治療・訓練のコースにのせたいと願望していたからである.また同時に,でき得ればCPの予防に関し,いささかでも知見を得ることができればとの願いもあつた.
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