先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
未熟児管理の進歩
超未熟児と核黄疸
中村 肇
1
Hajime Nakamura
1
1神戸大学医学部小児科教室
pp.139-142
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207334
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成熟新生児における核黄疸は主として溶血性疾患に伴って発症し,今日では出生前管理,出生後の総血清ビリルビン濃度の測定によりほとんどみられなくなってきたが,未熟児とくに極小未熟児では血清総ビリルビン濃度の異常上昇がなくとも,剖検により"核黄疸"所見を示す児のあることから1〜3),極小未熟児の保育において黄疸管理は重要な課題である。
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