薬の臨床
内分泌失調症に対するMetharmon Fの治療効果
長瀬 行之
1,2,3
,
長谷川 潜
1,2,3
,
岡富 峻
1,2,3
,
大久保 克祐
1,2,3
,
板谷 忠重
1,2,3
,
吉井 幸洋
1,2,3
Koshi Nagase
1,2,3
1自衛隊中央病院産婦人科
2国家公務員共済組合連合会
3三宿病院産婦人科
pp.175-183
発行日 1968年2月10日
Published Date 1968/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203845
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はじめに
Metharmon Fは1錠中に次のごとき組成を有する淡紅色の錠剤である。
Pregnenolone 1.0mg, Androstenedione 1.0mg, Androstenediole 0.5mg, Testosterone 1.0mg, Estrone 5μg, Thyreoidea sicca 7.5mgこれらの組成は,生体内で発揮されているホルモン作用の実際上の根源であると考えられる活性ステロイドが主体となつているので,従来の性ホルモン製剤に比べると,その薬理作用は一そう生理的であり,副作用もまた少ないであろうということが想像される。
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