薬の臨床
Prostaglandin F2αの分娩誘発効果
印南 正敏
1
,
王林 淳淳
1
,
堀部 尚志
1
,
江上 大典
1
,
加藤 義徳
1
Masatoshi Inami
1
1国家公務員共済組合連合会浜の町病院産婦人科
pp.319-321
発行日 1975年4月10日
Published Date 1975/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205174
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Prostaglandin (以下PGと略す)の子宮筋に及ぼす影響は,1930年KurzrockおよびLiebによつて初めて発見され記載され,1935年,von EulerによりPGと命名され,1969年Karimによつて産科臨床実験が行われ35例中33例の分娩誘発に成功した。以後PGによる分娩誘発効果が逐次発表され,また昭和49年3月28日には第26回日本産科婦人科学会総会にて,PGの基礎と臨床なるシンポジウムが行われ,詳細な研究結果が発表されている。
われわれも昭和49年1月から主として予定日超過,前期破水の妊婦に陣痛誘発を目的としてPGを使用しその検討を試みたので報告する。
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