グラフ
Waters氏法による腹膜外帝王切開術
明石 勝英
1
,
小森 昭
1
1札幌医科大学産婦人科教室
pp.943-946
発行日 1967年12月10日
Published Date 1967/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203802
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腹膜外帝王切開術にはLatzko氏法とWaters氏法の2つの代表的術式がある。Latzko氏法は膀胱側方の膀胱筋膜を切開して外側臍靱帯を結紮切断し,側方より膀胱を剥離する方法である。これに対しWaters氏法は,膀胱正面の膀胱筋膜を切開して膀胱筋層をむき出しにし,中臍靱帯を結紮切断して膀胱を剥離し子宮頸部前壁に到達する方法である(図1,2,3,4)。したがつて本法はLatzko術式に比し,手術野が広い,子宮口開大度に制約なく施行しうるなどの利点を有するより解剖学的方法である。
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