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頸管 precancer/病的妊婦の代謝
pp.953,979
発行日 1967年12月10日
Published Date 1967/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203805
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Me Laren, H.C.:Conserva—tive management of cervical pre-cancer.J.Obst.Grn.Brit.Cwlth.74(4):487-492, Aug.1967.
Birmingham大学1952〜1965年間にconization (C)200列(うち159はsmear陽性のため,41例はsmear陰性なるも肉眼所見異常)を行つて,precancerの診断と治療には,これが必要で,かつその後のfollow—upが大切なことを強調した。
Conization後,切断を行つた38例のうち明らかなCaは10例,Ca in situ14例,正常14例で,C後に切断の必要なのは9%にすぎない。C後は保存療法で十分と思われるものが大部分だが,ここで,follow-uPは慎重に行な,べきことを,症例をあげて力説している。著者はC後follow—upできなかつたもの10%であつた。Cの合併症は,直後には出血が主で,後からは炎症がまれに加わるにすきない。C後に切断に反対する理由は,1)後から検査してCaがなく無意味に子宮を失うものが多い,2) C後すぐ切断を行うのは感染および血栓栓塞の危険あり,3)不妊となる,4)細胞診で十分である。Cだけなら妊娠可能で,妊娠可能年令112例のC25例で39回の妊娠を得た。この25例は正常の頸管機能をいとなんだ。しかしCが頸管機能に及ぼす影響は更にくわしい研究を必要としよう。
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