My Technique in series・10
細菌の薬剤耐性検査
青河 寛次
1,2
1京都府立医科大学産婦人科教室
2国立舞鶴病院産婦人科
pp.838-839
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203786
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臨床分離株の耐性検査をおこなえば,その感染症に対し,どのような薬剤選択が合理的かどうか,また,投与方法をどうすればよいか,を判断する根拠をうることができる。この種の検査法は,今日ではふつう,臨床検査室で実施されているわけであるが,簡単な検査法であるので誰でもすぐできるものである。また,たとえ直接われわれが検査を行なわない場合でも,検査を依頼する前や,依頼した検査成績をよむ際には,耐性検査法の概念を予め知つておく必要がある。
このような臨床目的のための簡易な耐性検査法としては,ふつう,ディスク法がひろくおこなわれているので,以下これについて説明してみよう。
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