グラフ
不妊患者にみるCervicogram
安武 豊志男
1
1日本鋼管病院産婦人科
pp.251-252
発行日 1966年4月10日
Published Date 1966/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203452
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外来臨床でHysterosalpingo—graphyは不妊性の診断の常用診として行なわれる機会がもつとも多いので,症例の収集をその方画に絞つてみた。私どもは造影剤にMoljodolまたはEndografinを用い,注入器はN.T.K.式または矢内原式を用いていたが,最近では専ら吉田式を使用している。習慣性流産に対する1要因としてincompetent cervixが注目されてから,近年にわかに頸管像がクローズアップされてきたが,前記3種の注入器のうち毎常確実に頸管像を映出させるものは吉田式注入器である。1960年以降撮影した不妊患者のフィルムの中でもつともよく頸管像を映出しているものについて分類すると,次の4型に区分できる。
A群—基準型 この種の型を基準として
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