特集 不妊診療をめぐる最近の進歩
ホルモン測定よりみた不妊症の診療について
広井 正彦
1
Masahiko Hiroi
1
1山形大学医学部産科婦人科学教室
pp.873-876
発行日 1977年10月10日
Published Date 1977/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205691
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内分泌学の長足の進歩により,従来では測定不可能であったホルモンが血中レベルでも容易に測定することができるようになってきた。このホルモン測定法の進歩により,従来bioassayなどを中心にして考えられてきた卵巣内分泌学も,また新しい角度より眺める必要にせまられてきている。
従って,ここでは卵巣内分泌のうち,とくに不妊症診療に実際に関係する面につき,著者の経験を含めて解説的にのべてみたい。
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