Japanese
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臨床研究
子宮筋腫患者の不妊原因について
Cause of sterility in patients with uterine myoma
大谷 善彦
1
,
四方田 貞任
1
Yoshihiko Otani
1
1九州厚生年金病院産婦人科
pp.955-957
発行日 1959年11月10日
Published Date 1959/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202059
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Ⅰ.緒言
子宮筋腫患者が屡々不妊であることは周知の通りで,本症患者の不妊原因については,腫瘤の発育増大による子宮腔の変形,ひいては卵の着床や発育障害,子宮粘膜の変化,出血や帯下の増加による精子の侵入障害,卵管や卵巣の続発的変化等があげられているが,その主役を演ずるものが何であるかは必ずしも明らかでなく,今村は氏の詳細な研究で,卵管の変化こそ最も重要であるといつている。私も当院で手術した77例の既婚子宮筋腫患者について,卵管,卵巣,及び子宮腔の形状等を調査したので報告する。
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