Sulfamethomidine経口投与の臨床的検討

Clinical investigations into the oral administration of sulfamethomidine

I．はじめに

　持続性Sulfa剤のひとつであるSulfametho—midineは，2—Methy1-4—methoxy−6—Sulfanil—amide−1,3—diazineなる化学構造を有し，田辺研究所で新しく合成された国産の製剤である。

　Sulfamethomidine　（SMM，メトファジン田辺）は，殆ど無味・無臭の白色粉末又は結晶で，その化学構造から推定するとSulfaisomezoleとSulfadimethoxineの中間的な性状を示すようである。その抗菌力はin Vitroでは従来のSulfa剤とほゞ同様であるという。