Japanese
English
臨床と薬剤 薬剤・4
Sulfamethomidine注射液の臨床的検討
Clinical evaluation of Sulfamethomidine injection
青河 寛次
1
,
松下 光延
1
,
横田 耕三
1
,
松吉 吉三郎
1
,
石原 貞尚
1
Kanji Seiga
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
pp.180-183
発行日 1963年2月10日
Published Date 1963/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202759
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いとぐち
Sulfa剤はふつう経口投与によるのが原則である。しかしながら,Sulfa剤も,1)急速な血中濃度の上昇を望むとき,2)経口投与が不可能かまたは経皮投与のほうが便利なとき,3)幼小児の場合,などに対しては,その注射液を使用する必要があるのはいうまでもない。
そして,従来の高級Sulfa剤注射液は,体内よりの排泄が急速であるので,その実用価値に乏しいうらみがあつたが,持続性製剤の出現によりはじめてSulfa剤注射療法の理論的根拠ならびに臨床効果が認められ,この点についてはすでに徳田・青河らも明らかにした通りである。
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