症例研究
卵管妊娠の破裂と誤診した破壞性胞状奇胎の1例
松本 益太郞
1
,
木材 將典
1
1青森縣西北病院産婦人科
pp.675-676
発行日 1953年11月10日
Published Date 1953/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200920
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破壞性胞状奇胎はかなり稀なもの(全胞状奇胎の12%〜9.1%)でもあつて,この重篤な疾患を術前に正確に診斷なることは非常に困難である。余等が最近經驗した症例は,外妊の中絶症状を呈して子宮後血腫をも形成していた他,術前に行つた子宮卵管レ線検査では掲示するような卵管妊娠の破裂と斷ぜざるを得ない像を示したものである。
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