症例研究
所謂破壤性胞状奇胎の1例
水野 哲義
1
1熊本市八幡町内野病院
pp.71-72
発行日 1950年2月10日
Published Date 1950/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200317
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一般に胞状奇胎は,子宮腔内に向つて發育増殖するものであるが,絨毛細胞の増殖力旺盛なるものでは,子宮筋層内に破壤侵入し,或は子宮周圍に腫瘤を形成し,稀には腹腔に穿孔することがある.
Volkmann.は斯る,脱落面から筋層へと連續的に破壤されている胞状奇胎を,破壤性胞状奇胎と稱した.
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