今月の臨床 絨毛性疾患アップデート─「取扱い規約」改訂をふまえて
絨毛性疾患の取扱い
1.胞状奇胎の取扱い
山本 英子
1
,
藤原 多子
1
,
吉川 史隆
1
1名古屋大学大学院医学系研究科発育・加齢医学(産婦人科学)
pp.624-629
発行日 2012年7月10日
Published Date 2012/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103095
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●胞状奇胎の診断は組織学的所見に基づき,部分奇胎や水腫様流産との鑑別が重要である.
●胞状奇胎を疑った場合には胞状奇胎除去術を行い,胞状奇胎と病理診断された場合には1週間後に2回目の除去術を施行する.
●奇胎娩出後は血中hCGを測定し,5週1,000 mIU/L,8週100 mIU/L,24週カットオフ値を結ぶ判別線を上回る場合に精査を行う.
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