境界領域 外科から
妊娠時のイレウス
大井 實
1
1慈惠醫科大學
pp.152-156
発行日 1952年4月10日
Published Date 1952/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200608
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妊娠ならびに妊娠中毒症に對する處置が最高の産婦人科的知識を要求するものとすれば,イレウスに對する處置は最高の外科的知識を要求するものといえる。從つてこの2つの最高知識の兼備を要求される妊娠時のイレウスに對する處置は1外科醫,1産婦人科醫のみの問題ではなく,兩者の協力によるべきものである。と同時に,せつかく執筆を依頼されても1外科醫にすぎない私にはとうてい満足な説明の不可能であることも明白であり,以下の記述は産婦人科醫たる諸賢への質問をかねたものである。
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