速報
擦過塗抹標本法による子宮癌の發見
中村 實
1
,
和田 一男
1
1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室
pp.37-38
発行日 1951年1月10日
Published Date 1951/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200434
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緒言
塗抹標本法による子宮癌の斷断法は1929年G.N.Papanicolaouに依つて發表された,その後多數の追試者により有用なる事が認められた。擦過塗抹法はJ.E.Ayreによる改良法である。今や塗抹標本法は子宮癌の早期發見に於て日常産婦人科に於て不可缺の檢査法となりつゝある。私は慶應義塾大學病院産婦人科の入院及び外來患者500人について擦過法を行つた。
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