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性器脱と膀胱
A. Trabucco
pp.246-248
発行日 1948年12月1日
Published Date 1948/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200149
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本論文に於て膀胱と腟前壁の依存關係,及び種々の程度の性器脱に依る各種の生理的病理的排尿障碍につき述ぶ.性器脱があれば膀胱は後下方にか曳れ所謂膀胱脱を呈す.膀胱は其の形を決定的に變へ,其の結果正當の機能に直接影響し.其の運動及び尿の排出に變化を齎らす.又膀胱壁の下部が引かれると尿管運動に著明な變化を來す.これは尿管の下部が膀胱三角部を支持する唯一の點であるからである.以上の點を銘記して次の膀胱鏡並にレ線檢査の結果を見て頂ききい.
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