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子宮癌手術前後に於ける電氣心働圖に就て
藤森 速水
1
,
吉田 秀夫
1
1大阪市立醫專附屬醫院産婦人科學教室
pp.196-197
発行日 1947年8月1日
Published Date 1947/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200095
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子宮癌手術患者の循環器機能檢査法として電氣心働圖が利用されたのは既に20數年前であるが其の手術後の經過と電氣心働圖との關係を時日を追ひ檢索せしものは文獻には見出されない。然し藤森は昭和16年7月號の「産科と婦人科」誌上に既に子宮癌手術施行後に於ては心臟機能は健常に復す傾向ある事を發表したのである。故に余等は最近子宮癌手術患者の多數例に渉り在來の肢誘導法電氣心働圖檢査の他にGroedelの提案した部分誘導法をも併用し,以て藤森の見解を再び確認せんと試みたる所興味ある成績を得た故茲にその内容を發表する次第である。
余等の檢索し得た結果の要點のみを表にて示せば下表の如くである。
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