合併増大号 今月の臨床 生殖医療の進歩と課題─安全性の検証から革新的知見まで
ARTの安全性評価
4.ART児の発達・長期予後
久慈 直昭
1
,
竹本 崇史
1
,
上條 慎太郎
1
,
戸田 里実
1
,
若松 修平
1
,
菅原 かな
1
,
小川 誠司
1
,
山田 満稔
1
,
浜谷 敏生
1
,
吉村 𣳾典
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科
pp.107-113
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103591
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●ART由来出生児は自然妊娠に比べ,早産・低出生体重・先天性異常・小児/青年期の癌の発生率,脳性麻痺の罹患率が有意に高いが,その病因は両親の不妊形質によるものと考えられる.
●出生児の精神運動発達に関しては,これまでの報告では自然妊娠と差がない.
●インプリント異常疾患はART児で多くなる可能性が懸念されているが,現時点ではその発生率に有意差は認められない.
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