合併増大号 今月の臨床 生殖医療の進歩と課題─安全性の検証から革新的知見まで
ARTの安全性評価
3.ARTとエピジェネティックな異常
濱田 裕貴
1
,
岡江 寛明
1
,
有馬 隆博
1
1東北大学大学院医学系研究科環境遺伝医学総合研究センター情報遺伝学分野
pp.98-105
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103590
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●ゲノムインプリンティング : 特定の片方の親から受け継いだ遺伝子のみが発現する現象(刷り込み)で,この発現の調節には,DNAメチル化が関与している.
●エピジェネティックス : 遺伝子の発現を制御し,ゲノム情報を正しく制御し,細胞の状態を決定する仕組みで,DNAメチル化やヒストンテールの修飾などが知られている.これらの化学修飾は,生殖細胞および初期胚では,ダイナミックな変化がみられる.
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