書評
―青野敏博,苛原 稔(編)―産婦人科外来処方マニュアル(第4版)
水沼 英樹
1
1弘前大学医学部・産科婦人科学教室
pp.631
発行日 2013年6月10日
Published Date 2013/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103425
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『産婦人科外来処方マニュアル第4版』が発刊された.産婦人科の泰斗である青野敏博徳島大学名誉教授と,その青野先生の薫陶を受け,また評者の友人として親しくお付き合いいただいている徳島大学医学部産科婦人科の苛原稔教授が編者となって,徳島大学産科婦人科の現教室員やOBが総力を挙げて編集している処方マニュアルの改訂版である.
本書は,産婦人科の外来診療の中で日常的に遭遇する疾患に焦点を当て,その診断がついた段階で,どのように薬剤の選択を行うかを極めて明快かつ簡潔にまとめた一冊である.目前の患者に対し,最も適切な薬剤が容易に選択できるよう,そのための工夫が随所に施された内容となっている.
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