オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
IV 妊婦
母子感染の管理―(3)B型肝炎,C型肝炎
花岡 正智
1
,
山口 晃史
2
,
塚原 優己
1
1国立成育医療研究センター周産期センター産科
2国立成育医療研究センター母性医療診療部
pp.176-180
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103041
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◆B型肝炎,C型肝炎の母子感染防止は,児の将来的な悪性疾患回避を意味する.
◆B型肝炎:母体HBe抗原陽性の場合,母子感染のリスクが高い.出生後は児全例に抗HBsヒト免疫グロブリン,HBワクチンを児に投与する.
◆C型肝炎:母体HCV-RNA量高値の場合,母子感染のリスクが高い.この際,帝王切開も考慮する.
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