検査法の基礎
C型肝炎(輸血後の非A非B型肝炎)
志方 俊夫
1
1日本大学医学部病理
pp.1263-1267
発行日 1990年9月1日
Published Date 1990/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900367
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サマリー
輸血後の非A非B型肝炎の起因ウイルスが見つかり,C型肝炎ウイルスと命名された.これは遺伝子から見つかったウイルスの第1号である.その後ウイルス粒子も見つかっている.リコンビナントのウイルス蛋白を使ってのC型肝炎抗体のアッセイ系ができ,急性および慢性肝疾患でのC型肝炎ウイルスの関与の実態がほぼ明らかになった.この抗体アッセイ系を使っての供血者のスクリーニングが進み,輸血後肝炎が著明に減少している.
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