今月の臨床 ワンランク上の漢方診療
漢方処方の実際
9.産婦人科周術期管理における漢方薬の役割―腸管管理を中心に
加藤 育民
1
1旭川医科大学産婦人科
pp.84-90
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102889
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●周術期の管理目標は,術後合併症の低減,全身状態の早期回復と早期退院である.そのためには,西洋治療と漢方療法を併用することが,その近道と考えられる.
●漢方療法は,手術による直接的あるいは間接的な臓器の機能異常に対して補助的な効果が期待でき,周術期において,全身状態の改善,術後愁訴ならびに合併症の治療に有用である.
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