症例
筋腫核出が困難であった若年cellular leiomyomaの1例
朝野 晃
1
,
早坂 篤
1
,
鈴木 博義
2
,
島 崇
1
,
和田 裕一
1
1独立行政法人国立病院機構仙台医療センター産婦人科
2独立行政法人国立病院機構仙台医療センター臨床検査科
pp.1351-1355
発行日 2010年9月10日
Published Date 2010/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102471
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例は25歳で19歳時にcellular leiomyomaの部分切除の既往がある.その後,GnRH療法を繰り返し行うも子宮筋腫が増大し,下腹部痛や月経痛が持続するようになった.24歳時に,子宮が小児頭大となり,MRIでは正常筋層はほとんど認められず,境界が不明瞭な子宮筋腫核を多数認め,子宮の温存は困難と判断し,子宮全摘術を施行した.病理診断はcellular leiomyomaであった.術後2年を経過するが再発所見は認めない.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.