臨床経験
若年子宮筋腫核出症例の臨床的検討
朝野 晃
1
,
丹野 治郎
1
,
明城 光三
1
,
和田 裕一
1
1国立仙台病院産婦人科
pp.1372-1375
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904507
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1990年1月から2000年12月までの子宮筋腫手術症例中,24歳以下の若年子宮筋腫7例の臨床的検討をした.24歳以下の若年子宮筋腫症例は19歳から24歳で,全例に筋腫核出術を施行し,頻度は筋腫核出例の4.38%であり,子宮全摘術施行症例も含めると0.60%であった.初経は平均11.8歳で,7例中5例が未経妊であった.核出筋腫は単発例が6例で,筋腫核重量は90〜1,110gであり,平均重量は355gであった.筋腫核の発生部位に一定の傾向はなく,多発子宮筋腫例は1例であった.
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