症例
高度貧血を伴った巨大子宮筋腫分娩の1例
朝野 晃
1
,
太田 聡
1
,
島 崇
1
,
早坂 篤
1
,
和田 裕一
1
1独立行政法人国立病院機構仙台医療センター産婦人科
pp.337-339
発行日 2008年3月10日
Published Date 2008/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101707
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症例は36歳で,2004年に子宮筋腫を指摘されていたが放置していた.2007年4月に過多月経,排便時出血を主訴に近医を受診し,Hb4.2g/dlと高度の貧血を認め,輸血後当院に転院した.腟内を占拠する筋腫分娩を認め,貧血の改善後に腹式子宮全摘術を施行した.子宮の総重量は2,500gで,筋腫分娩部分は760gであった.筋腫分娩は内子宮口から6cmの茎を有し発生しており,病理診断は平滑筋腫であった.術後の経過は良好で,術後8日目に退院した.
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