今月の臨床 これを読めばすべてわかる―最新の産婦人科超音波診断
IV 産科における超音波診断─妊娠中・後期
[子宮と母体血管の超音波検査]
1.子宮動脈の血流計測とその意義
三宅 秀彦
1
,
中井 章人
1
1日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科
pp.722-727
発行日 2010年4月10日
Published Date 2010/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102364
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子宮動脈における血流測定は,その測定部位より末梢における血管抵抗の変化をあらわす指標を用いて評価されている.よって,子宮胎盤循環における血管抵抗が上昇する妊娠高血圧症候群(pregnancy-induced hypertension : PIH)や子宮内胎児発育不全(intrauterine growth retardation : IUGR)に対する病態評価,発症予測が行われる.
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