Japanese
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ジュニアコース
皮膚血流の指標としての意義
Skin Temperature as an Index of Cutaneous Blood Flow
本田 西男
1
Nishio Honda
1
1東京大学医学部吉利内科
11st Dept. of Medicne Faculty of Medicine, Univ. of Tokyo.
pp.897-904
発行日 1964年12月15日
Published Date 1964/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201389
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I.はしがき
皮膚は生体が外部環境と接する部位にあたり生体を外部からの侵襲からまもるいろいろな機能をもつが,そのうち最も重要な機能の一つが体温調節とくに物理的体温調節の"場"としての働きである。
体温調節とは体内深部の温度(体温)を一定に維持しようとする働きをいうのであるが,熱の出入勘定からみると,体温は化学的調節すなわち熱生産,物理的調節すなわち熱放散および体内温度分布の変動という三つの因子の巧みな組合せにより一定に維持される。
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