今月の臨床 これを読めばすべてわかる―最新の産婦人科超音波診断
II 婦人科領域における超音波診断
[その他の骨盤病変,他領域疾患との鑑別]
2.悪性腫瘍のリンパ節転移―術中超音波検査の有用性
梁 栄治
1
1帝京大学医学部産婦人科
pp.475-479
発行日 2010年4月10日
Published Date 2010/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102326
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悪性腫瘍全般に共通することとして,婦人科悪性腫瘍においても,そのひろがりを評価することは重要である.評価する時期としては,概念的に,治療前,治療中,治療後があり,手術例においては,術前のステージング,手術によるステージング,治療後のフォローアップということになる.病変のひろがりの対象として,リンパ節転移の有無は基本的な項目の1つである.それぞれの評価時期において,リンパ節転移の有無を判断するために,超音波検査がどのような役割をもつ,あるいはもちうるかについて概説した.
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