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特集 術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
直腸癌における術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
The method and usefulness of preoperative and intraoperative diagnosis of lymphnode metastasis for rectal cancer
小川 真平
1
,
板橋 道朗
1
,
廣澤 知一郎
1
,
番場 嘉子
1
,
亀岡 信悟
1
Shinpei OGAWA
1
1東京女子医科大学第2外科
キーワード:
直腸癌
,
CT MPR画像
,
MRI骨盤側壁矢状断像
,
FDG-PET
Keyword:
直腸癌
,
CT MPR画像
,
MRI骨盤側壁矢状断像
,
FDG-PET
pp.375-382
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102065
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要旨:直腸癌の治療方針決定におけるリンパ節転移診断の意義,診断法の実際とポイント,新しい診断法であるFDG-PETによるリンパ節転移診断の現状などについて報告した.横断像では診断能が劣る下腸間膜幹リンパ節および側方リンパ節の存在診断能向上にCT thin slice+MPR画像,MRI骨盤側壁矢状断像が有用であった.現在行われているリンパ節サイズからの転移診断には限界があり,false positive例を少なくした精度の高い診断には質的要素からの診断が必要である.現在のところ,機能的画像診断法であるFDG-PETによるリンパ節転移診断は低い空間分解能や描出リンパ節サイズの限界などの問題があるが,ハード面の改良によって精度の高い診断法となることが期待される.
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