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特集 術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
結腸癌手術における術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
Pre-and intra-operative diagnosis of lymph-node metastasis of colon cancer―modalities and these utilities
石黒 めぐみ
1
,
杉原 健一
1
Megumi ISHIGURO
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科腫瘍外科
キーワード:
リンパ節転移診断
,
結腸癌
,
CT
,
FDG-PET
Keyword:
リンパ節転移診断
,
結腸癌
,
CT
,
FDG-PET
pp.367-373
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102064
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要旨:結腸癌は直腸癌とは異なってリンパ流が単純であり,郭清範囲による侵襲の程度および術後機能の変化が少ないことから,D3郭清を行うことに抵抗はない.しかし,術前・術中の病期診断および必要かつ十分な郭清が行われているかの確認のために,リンパ節転移診断が必須である.近年,画像診断は驚異的に進歩しており,マルチスライスCTの登場やFDG-PETの急速な普及によって,より精度の高い術前診断が可能となった.また,分子生物学的マーカーを用いた微小転移診断の研究も進んでいる.本稿では,それぞれの検査法による結腸癌の術前リンパ節転移診断とその臨床的意義について概説する.
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