臨床経験
子宮平滑筋肉腫14例の臨床的検討
朝野 晃
1
,
松浦 類
1
,
島 崇
1
,
早坂 篤
1
,
藤田 信弘
1
,
和田 裕一
1
1独立行政法人国立病院機構仙台医療センター産婦人科
pp.906-909
発行日 2010年5月10日
Published Date 2010/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102397
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1988年1月から2008年12月までの21年間に当科で治療した子宮平滑筋肉腫14例について臨床的検討をした.年齢は35~82歳,主な症状は,過多月経・不正性器出血,腹痛,腹部腫瘤であった.摘出子宮重量は,200~4,600 gであった.臨床進行期は,I期11例,II期1例,III期2例,IV期0例であった.手術は全例に子宮全摘術が行われた.子宮平滑筋肉腫14例中10例が再発し,再発の全症例が5年以内に死亡し,5年生存率は17.4%であった.再発から死亡までの平均期間は13.6±10.3か月であった.
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