今月の臨床 子宮体癌の最新知見─専門医のために
子宮体癌の進行期診断と治療指針─IIIa期の取り扱いと腹腔鏡下手術の将来性─
角田 肇
1
,
吉川 裕之
2
1NTT東日本関東病院産婦人科
2筑波大学臨床医学系産婦人科
pp.132-135
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101119
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はじめに
子宮体癌の臨床進行期は,1988年にFIGO分類が臨床進行期から手術進行期分類に変更されたことを受け,わが国においても1995年よりこの分類を採用している1).一方,子宮体癌の治療指針についても,アメリカで普及した標準治療の概念が導入され,子宮体癌治療の標準化,ガイドライン作成が日本婦人科腫瘍学会ガイドライン作成委員会の献身的な努力により進められ,2004年に発刊された卵巣がん治療ガイドラインに引き続いて,子宮体癌治療ガイドラインが2006年10月に発刊された2).
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