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抗GPIIb/IIIaアンタゴニスト
小田 淳
1
1慶応義塾大学医学部内科
pp.194
発行日 1996年10月30日
Published Date 1996/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903123
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抗GPIIb/IIIaアンタゴニストは現在導入されつつある強力な抗血小板薬の一群である.血小板凝集はGPIIb/IIIaがフィブリノゲンなどと結合することにより起こるのであるから,GPIIb/IIIaをブロックすることは血栓症の治療に有用である.副作用は出血である.体内の抗GPIIb/IIIaアンタゴニストの効果の簡便なモニタリング法はex vivoにおける血小板凝集である.GPIIb/IIIaアンタゴニストは日本でも現在臨床試験が進行中であり臨床検査学上も重要トピックである.主要なGPIIb/IIIaアンタゴニストを掲げ簡潔に説明する.
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