今月の臨床 腹腔鏡下手術—知っておくべき最新情報
概説
1.腹腔鏡下手術の将来展望
三橋 直樹
1
1順天堂大学伊豆長岡病院産婦人科
pp.226-227
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904268
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はじめに
最近の約10年間での婦人科領域の腹腔鏡の普及はめざましいものがあり,大きな施設ではほとんどがすでに腹腔鏡を導入しているかあるいは計画中であろうかと思われる.さまざまな腹腔鏡による術式が保険適用となり,実施されている.また学会などではさらに新しい技術の開発が報告されている.まさに内視鏡下手術の未来はバラ色で,将来はほとんどの手術がこれで行われるかの様相である.
しかし約10年の経験を踏まえ,一度腹腔鏡下手術のメリット,デメリットを見直すべき時期にさしかかっていると思われる.ここではそのような見直しも含め,腹腔鏡下手術の将来展望を述べることとする.
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