特集 脊椎外科(第1回脊椎外科研究会より)
広汎椎弓切除後の頸椎不安定性について
原田 吉雄
1
,
金田 清志
1
,
越前谷 達紀
1
,
大西 英夫
1
,
藤谷 正紀
1
Yoshio HARADA
1
1北海道大学医学部整形外科学教室
pp.909-911
発行日 1974年11月25日
Published Date 1974/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908504
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頸椎広汎椎弓切除後に起こつてくる頸椎柱の変形は子供に生じ易くかつ急速に進行し,程度もひどいことは周知のとおりである.今回の発表の目的は大人に対して行つた頸椎広汎椎弓切除後の合併症について検討しその予防,治療について述べることにある.
昭和48年12月まで桐田法による同手術は34例で頸椎後縦靱帯骨化症(以後骨化症と略す)19例,頸椎変形性脊椎症(以後頸椎症と略す)15例である.年齢は35歳から73歳平均54歳で男子30名,女子4名である.
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