特集 脊椎外科(第1回脊椎外科研究会より)
破壊的病変に対する後頭骨・頸椎間固定症例について
小野村 敏信
1
,
渡辺 秀男
1
,
浜本 肇
1
,
古田 貢一
1
Toshinobu ONOMURA
1
1京都大学医学部整形外科学教室
pp.891-893
発行日 1974年11月25日
Published Date 1974/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908495
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脊椎の破壊的病変による脱臼や不安定椎に対しHaloを用いた牽引により,同部の整復あるいは固定保持を計ると,装着直後より安全に体位変換,起坐が可能となり,以後の治療ならびに看護上に多くの便宜がもたらされる.
我々は上位頸椎に病変を持つ例にHalo-castを装着し,後頭骨,頸椎間固定術を施行し,良好な経過をたどつている2症例を経験した.
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