カンファレンス
骨腫瘍—これはなんでしよう(17)
古屋 光太郎
1
,
骨腫瘍症例検討会
1東京医科歯科大学医学部整形外科学教室
pp.73-77
発行日 1969年1月25日
Published Date 1969/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908471
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臨床経過
A:この症例は昭和43年6月に教室から発表された骨盤腫瘍の症例です.
患者は31歳の家庭の主婦で,主訴は右殿部腫瘤と腰痛です.発症は昭和42年7月,右の殿部に鶏卵大の腫瘤があり,その部に軽度の疼痛がありました.某医で薬剤による治療を受け,一時痛みがなくなつたのですが,2ヵ月後に再発し,しかも初め鶏卵大だつたものが急速に増大して小児頭大となり,昭和42年12月当科にまいりました.これがその時の写真です(第1図).
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