Japanese
English
臨床経験
小児の大腿骨頚部に発生した類骨骨腫の3例
Three Cases of Osteoid Osteoma of the Femoral Neck in Children
藤澤 多佳子
1
,
藤岡 文夫
1
,
塚田 章博
1
Takako Fujisawa
1
1長野県立こども病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nagano Children's Hospital
キーワード:
osteoid osteoma
,
類骨骨腫
,
osteoblastoma
,
骨芽細胞腫
,
femoral neck
,
大腿骨頚部
,
child
,
小児
Keyword:
osteoid osteoma
,
類骨骨腫
,
osteoblastoma
,
骨芽細胞腫
,
femoral neck
,
大腿骨頚部
,
child
,
小児
pp.1049-1053
発行日 2000年8月25日
Published Date 2000/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908405
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抄録:関節近傍に発生した類骨骨腫は関節炎を伴うことがあり,診断の遅れを指摘されている.小児の大腿骨頚部に発生した3例を経験したので報告する.いずれも初診病院では類骨骨腫は想定されておらず,2例はPerthes病,1例は単純性股関節炎として扱われ,症状の改善をみないため,紹介されたものである.類骨骨腫に特徴的な夜間痛を訴えたのは1例のみであり,3例に共通してみられたのは跛行であった.そこで,跛行を呈した症例をみた場合,鑑別診断として股関節炎,Perthes病等の股関節疾患に加えて類骨骨腫も考慮する必要がある.
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