Japanese
English
誌上シンポジウム 良性腫瘍に対する最新の治療戦略
類骨骨腫
Osteoid Osteoma
篠崎 哲也
1
,
斎藤 健一
2
,
柳川 天志
2
,
高岸 憲二
2
Tetsuya SHINOZAKI
1
,
Kenichi SAITO
2
,
Takashi YANAGAWA
2
,
Kenji TAKAGISHI
2
1真木病院高崎PET総合画像診断センター整形外科
2群馬大学大学院整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Division of Takasaki PET Diagnostic Centre, Maki Hospital
2Department of Orthopaedic Surgery, Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
類骨骨腫
,
osteoid osteoma
,
経皮的CTガイド
,
percutaneous CT guidance
,
ラジオ波焼灼術
,
radiofrequency ablation
Keyword:
類骨骨腫
,
osteoid osteoma
,
経皮的CTガイド
,
percutaneous CT guidance
,
ラジオ波焼灼術
,
radiofrequency ablation
pp.221-225
発行日 2014年3月25日
Published Date 2014/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408102988
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類骨骨腫は自然軽快する症例もあり,非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)を用いた保存治療が基本である.しかし,長期にわたる服薬が必要な症例や小児などでは外科治療が選択されることもある.その治療の中でCTガイド下ラジオ波焼灼術は,CTでnidusを確実に同定することにより小侵襲で治療できる手段であり,早期社会復帰が可能である.また,処置後の美容面での問題も少なく,特に若い女性などでは患者の満足度も高い.しかし,本治療では約1割の再発率があることや,合併症として皮膚壊死や火傷,アプローチにより筋挫傷などを引き起こす可能性があることを念頭に置く必要がある.
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