Japanese
English
臨床経験
Parosteal lipomaの2例
Parosteal Lipoma : Report of Two Cases
大類 広
1
,
石川 朗
1
,
土屋 登嗣
1
,
柏 英雄
1
,
荻野 利彦
1
Hiroshi Orui
1
1山形大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Yamagata University School of Medicine
キーワード:
parosteal lipoma
,
humerus
,
上腕骨
,
radius
,
橈骨
Keyword:
parosteal lipoma
,
humerus
,
上腕骨
,
radius
,
橈骨
pp.1045-1048
発行日 2000年8月25日
Published Date 2000/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908404
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:比較的稀とされるparosteal lipomaの2例を報告した.症例1は64歳の男性で,右上腕骨外顆に接して発生し,脂肪組織内に特徴的な茎状の骨突起を形成していた.症例2は54歳の女性で,右橈骨に接して発生し,回外筋の深層で橈骨神経深枝と接していた.両者とも一期的に腫瘍摘出術を施行した.MRIは,症例1では腫瘍の上腕骨外上顆への接触と前腕伸筋群内への浸潤を明瞭に描出した.症例2では腫瘍遠位部が橈骨と接触し回外筋の深層に位置することを描出した.MRIは,本腫瘍と個々の筋肉との位置関係を良好に描出した.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.