Japanese
English
臨床経験
脊髄性間欠跛行の臨床的検討
Clinical Analysis of Spinal Intermittent Claudication
菊地 臣一
1
,
蓮江 光男
2
Shinichi Kikuchi
1
1福島県立医科大学整形外科学教室
2日本赤十字社医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical College
キーワード:
神経性間欠跛行
,
neurogenic intermittent claudication
,
脊髄
,
spinal cord
,
臨床的研究
,
clinical study
Keyword:
神経性間欠跛行
,
neurogenic intermittent claudication
,
脊髄
,
spinal cord
,
臨床的研究
,
clinical study
pp.837-841
発行日 1989年7月25日
Published Date 1989/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908148
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抄録:脊髄性間欠跛行を呈した4例(頸椎症性脊髄症2例,胸椎部黄色靱帯骨化症1例,脊髄血管奇形1例)の臨床的検討を行った.脊髄性間欠跛行の特徴は,自覚的には体幹から下肢にかけての絞扼感,しびれおよび下肢の脱力感であり,疼痛は訴えない.他覚的には歩行負荷による錐体路徴候の出現・増強により確認できる.外科的処置により脊髄性間欠跛行はすみやかに消失する.外的因子による本症の発生には脊髄血管系の関与が疑われる.
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