Japanese
English
特集 Spinal Instrumentation(第13回脊椎外科研究会より)
不安定腰椎に対するSpinal Instrumentation Surgery
Spinal Instrumentation Surgery for the Unstable Lumbar Spine
山本 博司
1
,
谷 俊一
1
,
山下 弘
1
,
近藤 宗昭
1
Hiroshi Yamamoto
1
1高知医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kochi Medical School
キーワード:
spinal instrumentation
,
unstable lumbar spine
Keyword:
spinal instrumentation
,
unstable lumbar spine
pp.427-434
発行日 1985年4月25日
Published Date 1985/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907172
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抄録:不安定腰椎の整復・固定手術におけるInstrumentationの応用が注目されつつある.Instrumentationを用いることにより,望ましい解剖学的アライメントが再獲得され,最少必要範囲にて確実な強固な固定効果が得られ,早期社会復帰が得られることは意義があるものと思われる.
私たち高知医大では,不安定腰椎に対し,病態,年齢,障害の範囲を考慮して,年齢の比較的若い腰椎分離症にはTransverse Segmental Wiring法を適用し,一椎間レベルでの狭窄症を合併する辷り症に対しては,私たちの開発したPedicular Screw Spinal Plate法を用い,そして2椎間以上の多椎間レベルでの脊柱管狭窄を合併する不安定腰椎例に対してはL-rods Segmental Spinal Instrumentationを適応している.これらの方法を合せて40例の症例に用いて来たが,いずれも満足のゆく成績が得られているので,その手技,適応,成績等について検討し報告した.
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